大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)・大腸ポリープ切除術

大腸カメラ検査とは

大腸カメラ検査は、大腸粘膜を直接観察して病変の有無や状態を確認し、疑わしい部分の組織を採取できるため確定診断も可能な検査です。また、検査中に早期大腸がんや前がん病変の大腸ポリープが発見した場合は、その場で切除して治療まで終了することもできます。数多くの大腸疾患を正確に診断するために、そして大腸がんの早期発見と予防のために不可欠な検査です。
細い内視鏡スコープはとてもしなやかでデリケートな操作を正確に伝えることができるため、患者様のお身体への負担を軽減し、苦痛を最小限に抑えた検査が可能です。当院では軽い鎮静剤を用いてウトウトしている間に受けられる無痛検査も行っていますので、ご不安がある方もご相談ください。

このような症状がある方は検査を受けましょう

  • 便潜血検査で陽性を指摘された
  • お腹の下の方が張る
  • 便が細くなってきた
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 血便や黒っぽい便が出る
  • 血縁者に大腸がんになった方がいる

など

大腸カメラ検査の特長

特長1、最新の内視鏡システムを導入しています

富士フィルムの次世代内視鏡システム、『6000システム』を導入しています。6000システムには、ハイビジョン画像による観察できる機能と2つの異なるレーザー光と、粘膜表層の血管や構造を強調することができるBLI(Blue LASER Imaging)、赤色のコントラストを強調して粘膜の炎症を観察するためのLCI(Linked Color Imaging)が搭載されています。これらの技術によって、短時間のうちに検査時に微細な病変も見逃しなく観察することができます。

 

 

特長2、鎮静剤、鎮痛剤を用いて苦痛を抑えて楽に受けられる検査

検査の際の痛みや不快感を抑えるために、鎮痛剤・鎮痛剤を用いて検査を行っています。鎮静剤でウトウトと寝ている間に検査が終了するので、大腸内視鏡検査に不安を抱かれている方も、安心して検査が受けられます。

※血圧の関係で、鎮静剤が十分使えない方や、症例によってはどうしても痛みの出る方はいらっしゃいます。どうしても深い鎮静などをご希望の場合は、入院施設のある病院での検査をおすすめします。

 

 

 

特長3、女性の内視鏡専門医による検査

日本消化器内視鏡学会専門医の資格を持つ女性医師が検査を行っています。豊富な検査実績と経験による高い技術によって丁寧で精度の高い検査を行っています。大腸検査中は会話もできますので、できるだけリラックスをして検査を受けて頂くことに配慮しております。女性医師が検査を行うので、女性の方も安心して検査が受けられます。

 

 

 

特長4、日曜日も検査を行っています

仕事や育児で平日になかなか検査を受ける時間が取れない方のために、日曜日の内視鏡検査に対応しております。平日にご来院いただくのが難しい方も、安心して検査が受けられる体制を整えております。

 

 

 

 

特長5、院内下剤に対応しています

大腸内視鏡検査を受ける際は、検査の前処置として約2ℓの下剤の服用が必要となります。ご自宅で下剤を服用するときに、飲み方がわからない、腸の中がきれいになったかどうかわからない、自宅から病院までの移動中が不安、等の不安を抱かれる方が多くいらっしゃいます。ご不安なく安心して検査を受けていただくために、院内下剤に対応しています。院内で下剤の前処置を行うので、心配事や不明点も気軽に確認することができます。

 

 

 

特長6、リクライニング式ベッドで楽な体制でお過ごしいただけます

検査を行うベッドはリクライニング式となっています。リラックスした状態で検査をおこなえます。

 

 

 

 

特長7、リカバリースペースをご用意しております

鎮静剤が体から抜けるまでは、リカバリースペースでゆっくりお過ごしいただけます。カーテンで仕切られているので、プライバシーが確保され安心してお休みいただけます。

 

 

 

特長8、徹底した消毒で感染予防

内視鏡検査機器は、検査毎に日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って徹底した洗浄と消毒を行っています。感染予防に配慮し、完全に消毒された清潔な機器で内視鏡検査を行っているので安心して検査が受けられます。

 

 

 

特長9、内視鏡検査中はお子様のお預かりができます

内視鏡検査を受けたくても小さなお子様がいるために検査を先延ばしにされている子育て世代の方も、気軽にいつでも検査を受けていただけるように、内視鏡検査中のお子様のお預かりができる体制を整えております。検査中は別室でお子様をお預かりしておりますので、安心して検査が受けられます。

 

 

 

特長10、検査時に発見したポリープはその場で切除が可能です

検査中に見つけた大腸ポリープ(約1cm前後)は、検査と同時に切除することができます。大腸ポリープは、放置していると大腸がん発症のリスクが高まります。ポリープのうちに切除することで大腸がんの予防につながります。大腸ポリープ切除は、入院の必要がなく日帰り手術で行うことができます。(ポリープの大きさや個数によって、入院可能な施設をご紹介することがあります)

便潜血検査と大腸がん

早期の大腸がんにはほとんど自覚症状がありません。かなり進行してから発見されることが多いため、近年は死亡率が上昇していますが、実は早期発見や適切な治療で生活に支障なく治すことも可能な病気です。また前がん病変である大腸ポリープを切除することで将来の大腸がんの予防にもつながります。早期発見やポリープ切除が可能なのは、大腸カメラ検査のみです。リスクが上昇しはじめる40歳を超えたら定期的な便潜血検査を受けることが非常に大切です。また検査で陽性と出たら、大腸カメラ検査を受けることが重要です。
大腸カメラ検査は、医師がリアルタイムに粘膜を直接観察することで早期の大腸がん、平坦な形状の大腸がんや大腸ポリープなどを発見できます。また、他の原因で出血している場合、その疾患の確定診断にも役立ち、適切な治療を受けることができます。ただし、いつも大腸カメラ検査で辛い思いをしている方や、超高齢者の方の場合は、健診目的ですと大腸CT検査の方がよい場合もあります。検査方法にご質問がありましたら、いつでもご相談ください。

40歳を過ぎたら、一度検査を受けましょう

大腸がんリスクは40歳を超えたあたりで上昇しはじめます。大腸がんはほとんど自覚症状なく進行していくため、症状が特にない方にも40歳を超えたら1度、大腸カメラ検査を受けるようおすすめしています。早期発見と適切な治療は、クオリティ・オブ・ライフを下げずに健康な生活を長く保つことに役立ちます。
大腸カメラ検査では、病変の状態や範囲を正確に把握できます。また、検査中の組織採取によって幅広い大腸疾患の確定診断が可能です。また、早期大腸がんや前がん病変である大腸ポリープを検査中に切除して治療まで終了させることができます。
なお、ご家族に大腸がんを発症した方がいる場合、症状がある場合、便潜血検査で陽性になった場合には、40歳になるのを待たず、できるだけ早く受診してください。

検査時に大腸ポリープを切除して大腸がん予防

大腸カメラ検査中に発見した早期大腸がん・将来がん化する可能性が高い前がん病変の大腸ポリープを、その場で内視鏡的に切除できます。日帰り手術として受けられますので、入院の必要がなく、切除スケジュールを改めて作る必要はありません。また、食事制限や下剤の服用といった事前準備を1回ですませられるため、ご負担が少ないのが大きな特徴になっています。ただし、病変サイズが大きい場合や、数が多い場合には改めて別の日に切除を行うことが必要になります。

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは腫瘍性と非腫瘍性のポリープがあって、発見が最も多いのは腫瘍性の線種に分類されるものです。腺腫自体は良性腫瘍ですが、進行すると一部ががん化する可能性があり、大腸がん発症につながります。非腫瘍性は、過形成性ポリープ・過誤腫性・炎症性などに分けられます。非腫瘍性でもまれにがん化することがあるため、切除して生検を行うこともあります。
大腸カメラ検査では発見したその場での切除が可能であり、将来の大腸がん予防につながります。

大腸ポリープの切除

大腸カメラ検査の際に発見された大腸ポリープを切除することは、日帰り大腸ポリープ切除手術と呼ばれています。日帰りで受けられますので入院の必要がなく、そのままご自分で歩いてご帰宅いただけます。切除による痛みはありません。
検査と切除のスケジュールを別にしないですみますので、事前の食事制限や下剤服用も1回ですから、お忙しい方でも受けられます。ただし、サイズの大きいポリープ(1㎝以上)や数が多い場合には別日に入院して切除手術を受ける必要が出てくることもあります。その際には信頼できる提携病院をご紹介し、スムーズに手術を受けていただけるようサポートしています。

コールドポリペクトミー

1㎝未満の大腸ポリープに対してスネアを締め付けることで切除しますから、筋肉層などの深部へのダメージを与えない手法です。直後の出血が起こりやすいのですが、これはクリップなどで防ぐことができます。これによって術後の炎症、出血、穿孔などのリスクを軽減できます。

大腸カメラでわかる疾患

腫瘍性の病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 直腸カルチノイド

など

炎症性の病気

感染などによって起こる急性、慢性に大きく分けた場合、大腸カメラ検査が有効なのは慢性の炎症性腸疾患です。近年、増加している潰瘍性大腸炎やクローン病は、早期に適切な治療を受けることがとても重要な病気ですが、こうした病気も大腸カメラ検査で特徴的な病変を確認することで確定診断につながります。似たような症状でも、治療法が間違っていると、症状を悪化させてしまう可能性があります。内視鏡検査を行い、実際に炎症を受けている大腸の粘膜を観察することで、早期診断・早期治療につながります。
炎症性の大腸疾患では、腹痛、下痢、血便などの症状が現れることが多いため、こうした症状があったら早めに受診してください。

  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 直腸潰瘍
  • 虚血性腸炎
  • 感染性腸炎
  • 大腸憩室など

大腸カメラ検査の流れ

Step.1ご予約

検査には前日からの食事制限、前日夜と当日朝の下剤服用が必要です。正確な検査のためにくわしい説明が必要ですから、当院では事前受診をしていただき、その上で検査スケジュールを改めて決めていただいています。事前受診のために、インターネットやお電話によるご予約をお願いいたします。
なお、ご予約のキャンセルや変更はできるだけ早めにご連絡ください。無断のキャンセルは他の患者様にご迷惑をおかけする可能性がありますので、頻回にありますと、以降のご予約をお断りすることがあります。あらかじめご了承ください。

Step.2初診

大腸カメラ検査で正確な検査結果を得るためには、前日からの食事制限、当日の下剤による腸洗浄によって、腸内をきれいにする必要があります。また、検査中に大腸ポリープなどを発見した場合には、その場で切除する日帰り手術が可能です。日帰りとはいえ手術ですから、ご帰宅後に安静を保ち、数日間は入浴や運動などに制限があります。安全な検査のために、当院ではこうした準備や検査後の注意点などを、事前診療でくわしくお伝えしています。そのため、初回受診当日の大腸カメラ検査は行っていません。
まずは受診していただき、服用している薬や既往症、検査内容に関するくわしいご説明、事前準備や検査後の注意点などをお伝えしています。その上で、制限が生じる可能性も考慮した上で検査スケジュールを決めていただきます。
既往症や服用されている薬によっては、事前の治療や検査前の休薬が必要なケースもあります。ワーファリンなどの抗凝固薬(血液サラサラの薬)は、出血リスクが高いため、慎重な対応が不可欠です。
事前受診では、こうしたことをしっかりチェックして検査の安全性を高めています。

Step.3検査前日

前日の夕食はお渡しした検査食を食べていただきます。夜9時以降は検査終了まで絶食です。検査食を利用されない場合には、事前診療の際に適した食材や料理についてくわしくお伝えしています。
水分は水や薄いお茶など透明なもので補給してください。
普段、お薬を飲んでいる場合には事前診療で休薬や服薬を医師が指示しますので、それに従ってください。

Step.4検査当日朝

朝食は食べないでください。水分は水や薄いお茶など透明なものであれば、来院直前まで飲んでいただいて大丈夫です。腸管洗浄液は当院でもご自宅でもどちらで服用されても結構です。これは事前受診の際にお渡ししています。時間をかけて大量に飲む必要がありますが、腸で吸収されないため、普通の水を飲むより楽に飲めます。当院では下剤の種類をいくつかご用意していますので、適切な下剤を選択させていただきます。
服用を開始して1時間後くらいに水のような便が出ます。徐々に便の色が薄くなっていって、残渣というカスのようなものがなくなったら洗浄終了です。ご自宅で服用の場合は、残渣がないことを確認したら、お腹の調子も落ち着いてきますので、ご来院ください。当院で服用の場合は、お近くにトイレもありますし、お薬の内服が進むごとに看護師が確認に参ります。ご安心して内服が可能です。

Step.5ご来院

ご予約時間の少し前にご来院いただき、受付にお声がけください。
なお、鎮静剤使用の検査を受ける場合、ご帰宅時に運転ができません。公共交通機関を利用されるか、ご家族などの送迎でいらしてください。

Step.6大腸カメラ検査

個室の更衣室で検査着に着替え、検査室に移動し、検査開始です。
鎮静剤を使った検査の場合には、鎮静剤を投与してからの検査となります。
検査時間は15分程度で、ポリープ切除を行ってもほとんどは30分以内に終了します。

Step.7検査後

検査のみの場合には、水分補給や食事に制限はありません。ポリープを切除した場合には多少の制限を守っていただく場合もあります。
当日、検査画像をご覧いただきながらくわしく結果をご説明します。また切除を行った場合には、制限内容についてわかりやすくお伝えしています。

大腸カメラ検査の費用

健康保険適用で3割負担の例
事前診療(初診料、内視鏡検査に必要な薬剤、血液検査) 約2,500円~4,000円
内視鏡検査(検査のみ) 約5,000円
内視鏡検査(組織を採取して検査を行った場合) 上記に加えて約5,000円~7,000円かかります。

※ポリープ切除を行った検査日は、約25,000円~30,000円程度ご用意いただくと安心です。

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